げ~いン。

 いつものバス停にて――


「Switch Liteのジツブツをテンジっ!?」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スを集めた記事の中からそんなモノを見つける。


「う~みゅ……コンシュ~マにもケ~タイにもなるSwitchのメダマきの~をバッサリするキシュ……でも、コンシュ~マじたいがスイタイしてるしなぁ~……」

 記事を読みながら、そんな事を言う。


「それにしてもぉ~……コンセプトだったキノ~をバッサリさくじょするおもいっきりのよさはいいよねっ! 3DSから3Dキノ~とったときにもおもったけど」

 イブキがそんなよくわからない褒めかたをしている隣では、


「都内を中心に四〇店舗を誇ったステ~キ店が一斉に閉店し破産手続き……なんでかしらっ!? みんな大好きお肉ビジネスはぜったい安定なのにっ!?」

 月夜がそんな記事を読んでいた。


「三年間で売り上げ三倍、しかし四年目にいっきに赤字転落、その理由は過剰な半額ク~ポンの配布? なるほど……」

 月夜の頭の中で半額ク~ポンを握りしめた群衆が「にく、にっく」と雄たけびを上げながら行軍する様をイメ~ジする。


「みんながみんなク~ポンをつかいまくってお店が耐え切れなかったパタ~ンか……肉だもんね~」

 理由を知って納得顔になる月夜。


「月夜だったらひとりでいけるねっ!」

 なぜか自信満々にそう言い切るイブキだった。

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