び~び~きュ~。
いつものバス停にて――
「しんがたのSwitchにあわせてニュ〜モデルもでるっ⁉︎」
イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「バッテリ〜をキョ〜か。いままだ
2、5〜6、5ジカンだったのをニュ〜では2、5〜9、0ジカンにっ⁉︎ カカクはそのまま29980エン。これバッテリ〜だけほし〜なぁ〜。Uのときもバッテリ〜だけおっきいのにかえたモン。バッテリ〜パックのみうってほし〜」
物欲しそうにそんな事をいうイブキの隣では、
「最新のBBQ道具?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「最新って焦げつかない網とか?」
首を傾げそういう月夜。
「電池駆動で煙がでないグリル……う〜ん……確かに近隣の迷惑にはなんないケド……あのお肉からでる香ばしい煙がないのはねぇ〜」
月夜が河川敷の近くで肉香に反応し遠目に見たパリピのBBQ姿を思い出しながら、
「あれないなら焼肉屋でいいのよね〜」
最新の機器にそんな文句を言いつつ続きを読み進める。
「次は――蓄電機能を搭載したグリル?」
「お〜! そのメ〜カ〜、おちばとかをネンリョ〜にするスト〜ブにハツデンきの〜とかくっつけたトコだぁ〜」
「今度はグリルに送風機能つけて火力を調整できるみたい」
「へェ〜……カリョクかぁ〜」
そう聞いてなぜか艦船の主砲をイメ〜ジするイブキ。
「BBQでは火力が重要ってアメリカの人が言ってた気がするわ」
「ふ〜ん……」
イメ〜ジの中にアメリカの国家がBGMとして加えられる。
「「まあ、やったことないからわかない」」
そ〜ゆ〜派手な夏イベとは無縁の二人だった。
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