きゃス。
いつものバス停にて――
「マンガ肉専用の骨? なにかしら??」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「マンガ肉ってあれよね~? 骨があってその周りに肉がついてて骨の部分を手でもってかぶりつく……じゅるり……あれよね」
人気の海賊マンガによく描写されるシ~ンを思い浮かべながら、
「あれの骨が販売? なんで骨だけなのかしら?? 肉もつけてほし~な~」
そんな注文をつけて、続きを読み進める。
「この骨は陶器製で見た目だけではなく。熱伝導性に優れ巻きつけて焼く事によって中はジュ~シ~に外はクリスピ~に焼き上げる事ができる! いいわね! こ~ゆ~のっ!!」
月夜がそんな風に興奮している隣では、
「ツイキャスのコンセプトカフェでソフトクリ~ムがムリョ~っ!?」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「ソフトクリ〜ムがタダ……」
イブキは小さな店舗にコミケなみの人並みが押し寄せる様をイメ〜ジする。
「なんてムボ〜なっ⁉︎ しにたいのですかっ⁉︎」
「そんなに来ないわよ」
「え~! くるでしょっ!! このあつさにソフトクリ~ムだよっ! ムリョ~ぶんとかえりながらたべるよ~に2つか3つかっちゃうよっ!!」
「そ~かしら? 牛丼ならともかく――」
「ソフトクリ~ムいいよっ!!」
瞳を輝かせながら、そういうイブキだった。
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