こんびニ。

いつものバス停にて――


「おにぎりか~……」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、コンビニの新しい取り組みのニュ~スを読んでいた。


「――と、いってもス~パ~とかだとフツ~に八〇円、九〇円なのよね~。コンビニではおにぎり買わないな~……カウンタ~フ~ズや急に必要になった日用品ぐらいかしら?」

 そんな事を言っていると、


「え~! コンビニげんて~のスナックがしとかはぁ~?」

 イブキが口を挟んでくる。


「買わないかな~」


「じゃ、じゃ――コンビニげんて~のアイスっ!」


「それも買わないかな~」


「コンビニげんて~アイスはいいよぉ~っ!」


「確かに『限定』ってワ~ドは惹かれるケド……やっぱり割高じゃない? 価格が安いほうが量も多くなるし、ウチとしてはドラッグストアとか――」


「そ~ゆ~のシンヤにやってないんだモン~」


「……ウチ、深夜に外出しないし……アンタも補導されるわよ」


「う~みゅ……ゲ~ムしててきがつくとシンヤなんだよねぇ~……ずっとやっててくれるといいんだけどさぁ~」


「二四時間営業がキツイっていわれてるときに……」

 月夜があきれながら、


「う~みゅ……イブキさんもそこまでムチャいわないから……22ジカンエ~ギョ~ぐらいでっ!」


「あんま変わらないわよ」

 二時間時短したイブキにそういい放つ月夜だった。

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