ちゅぱかぶラ。
いつものバス停にて――
「ペリカンがお昼ごはんの邪魔をしてくる?」
月夜がそんな動物系動画を見ていた。
「なにかしら? 食べてると寄ってくるとか??」
足元で小鳥が地面をつつきながら、見上げてくる姿をイメ~ジしながら、
「あっ! 違うっぽい」
動画サムネ――椅子に座った男性と同じぐらいのデッカイ鳥――ペロカンが嘴を男性の頭にのせて全身を摺り寄せてじゃれてる姿。
「う~ん……ペリカンってこんなにおっきいのね~……」
そんな事を言っている月夜の隣では、
「あ、あの……」
イブキが何かの記事を読みながら、驚愕していた。
「あのデンセツのモンスタ~――チュパカブラのショ~タイがハンメ~っ!? たしかチュパカブラってアメリカのしたのほ~にシュツゲンして、キュ~ケツすんだよね! やっぱし、むかしからいるキュ~ケツキのいきのこりか! または……きちゃうかなぁ~……ウチュ~ジンとかチテ~ジンのハッピョ~っ!!」
ワクワクしながらそういうと続きを読み進める。
「そのショ~タイは――アルマジロ?」
家畜の腹部に喰らいついているいる動画。
「まあ、超常現象の正体なんてそんなモンよね~。オバケも全部見間違いか勘違いよ」
「ん? オバケはいるよ! ほら――」
そういってスマホにオカルト動画を映すと、プイと横をむく月夜だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます