あすてろいどデ〜。

いつものバス停にて――


「ぶっかけウドン頼むと、もう一杯付いてくるっ⁉︎」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「実質、一杯の値段で二杯食べれるのね。こ〜ゆ〜の増やしてほし〜な〜……牛丼一杯食べると、九杯ついてくるっ! みたいなやつ」

一杯のあとに「もう嫌がらせだろ」ってぐらいの量がおまけとしてついてくる牛丼をイメ〜ジしながら、そんな事をいう。


「やっぱり量は正義よね〜」

そんな事をいう月夜の隣では、


「キョ〜はせかいアステロイドデ〜っ!」

イブキがまるで隕石を召喚するかのように空に両手をあげながら、


「へぇ〜……そ〜なんだ。で、何なのそれ?」


「う〜みゅ……なんだろ? みんなでインセキがチキュ〜にショ〜トツしますよ〜にってねがうヒじゃない?」


「そんな物騒な日なのっ⁉︎」


「ダイジョブ、ダイジョブ。だれかがインセキをなんとかしてチキュ〜をすくうまでがセットだから」


「そうなのっ⁉︎ なんか随分と都合のいい話しね」


「もし、だれもやりたがらなかったらギュ〜ドン100パイで月夜がやるしねぇ〜」


「いやいや。さすがにそんな重要な……」


「イチマンバイなら?」


「……やる」

地球の救世主誕生の瞬間だった。

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