あすてろいどデ〜。
いつものバス停にて――
「ぶっかけウドン頼むと、もう一杯付いてくるっ⁉︎」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「実質、一杯の値段で二杯食べれるのね。こ〜ゆ〜の増やしてほし〜な〜……牛丼一杯食べると、九杯ついてくるっ! みたいなやつ」
一杯のあとに「もう嫌がらせだろ」ってぐらいの量がおまけとしてついてくる牛丼をイメ〜ジしながら、そんな事をいう。
「やっぱり量は正義よね〜」
そんな事をいう月夜の隣では、
「キョ〜はせかいアステロイドデ〜っ!」
イブキがまるで隕石を召喚するかのように空に両手をあげながら、
「へぇ〜……そ〜なんだ。で、何なのそれ?」
「う〜みゅ……なんだろ? みんなでインセキがチキュ〜にショ〜トツしますよ〜にってねがうヒじゃない?」
「そんな物騒な日なのっ⁉︎」
「ダイジョブ、ダイジョブ。だれかがインセキをなんとかしてチキュ〜をすくうまでがセットだから」
「そうなのっ⁉︎ なんか随分と都合のいい話しね」
「もし、だれもやりたがらなかったらギュ〜ドン100パイで月夜がやるしねぇ〜」
「いやいや。さすがにそんな重要な……」
「イチマンバイなら?」
「……やる」
地球の救世主誕生の瞬間だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます