すとろべリ~。
いつものバス停にて――
「チ~ズ一キロを載せたピザ……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、ピザチェ~ンの新メニュ~を見ながら、
「一キロのチ~ズか~……前にチ~ズをいっぱいのせまくったウルトラ盛りってのがでてたけど、今回はそれをはるかに超える量――直径四〇センチの生地にモッツァレラチ~ズを一キロ……」
読み込まれた画像にはネットリと溶けたチ~ズがこrでもかってほどねっばこく伸びる画像を見ながら、
「でも、ウチとしては肉一キロのほうがよかったかな~」
月夜がそんな風に自分の好みを口にしている隣では、
「チョコアイスでユ~メ~なピノからストロベリ~ム~ンあじ」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「ストロベリ~ム~ンあじってなんだぉ~? イチゴはわかるけど、ム~ンって?」
首を傾げながら、
「イチゴとライチ、ラズベリ~のできたアイス……う~みゅ……ム~ンよ~そは?」
読み進めさらに疑問を大きくする。
「アメリカの先住民がイチゴの収穫に合わせたこの時期の赤みがかった満月をそういうらしいわよ。それに似てるからそういう名前にしたんじゃない?」
「そっか~……レゴリスとかはいってないんだぁ~」
残念そうにそう言うイブキ。
「アンタ月の砂たべたいの?」
呆れたようにそういう月夜だった。
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