あぷリ。
いつものバス停にて――
「ハイν〜のしんがたフィギアかぁ〜……」
イブキがホビ〜系の情報を集めたアプリを見ながら、
「ただでさえつよいのにコンカイはハイパ〜メガバズ〜カ〜ランチャ〜までついてくんだっ! スパロボでMAPへ〜きあつかいになんのかなぁ〜?」
同梱の内容を見ながら、
「νガンもむかしくらべてバリエ〜ションふえてきたよねぇ〜。もともとつよかったのにさらにいろいろなセッテ〜いれて、もうカラ〜リングがジミなコトいがいケッテンはなさそ〜」
フィギアの画像を見ながら、そんな事を言っているイブキの隣では、
「スマホのアプリを使って一日三万円稼げるっ⁉︎」
月夜がそんな怪しい話しに食いついていた!
「はぁ〜……スマホ操作だけでお金が稼げる時代になったのね〜……そりゃ〜べ〜シックインカム導入しようって話しにもなるわね〜」
そんな事を言いながら続きを読み進める。
「仕組みは――仮想通貨が複数の取引所で差額がでたときにスマホに通知され、それに合わせて取引すれば確実に儲かる……そ〜なのね」
なんの疑いもなく表示された説明を鵜呑みにする。
「まずは入会金で一〇万円かかるのね〜。でも、四日で取り戻せるし――」
……月夜。それサギだよ。ほらショ〜ヒシャチョ〜がチュ〜イかんきしてる」
またも怪しい商売に釣られる月夜だった。
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