きゅ〜れんきュ〜。

いつものバス停にて――


「豪快からあげ合い盛りすた丼っ!」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「いいわね〜……こ〜ゆ〜のもっと増えていかないかしら??」

そんな事をいいながら続きを読み進める。


「日本からあげグランプリで金賞をとった記念。大量のごはんと肉と唐揚げにニンニク醤油……ぜったいおいし〜やつよねっ!」

肉と唐揚げが山盛りになった丼の画像を見ながら、そう断言している月夜の隣では、


「おぉ! 8ガツにはキュ〜レンキュ〜あんだっ‼︎」

イブキがそんな記事を読んでいた。


「ゴ〜ルデンウィ〜クはイマイチだったもんねぇ〜……こんどはバッチリマンキツしないとっ!」

変な方向にやる気マンマンのイブキ。


「ど〜しよっかなぁ〜……ショニチからぜんりょくあそぶかヒビのつかれをとるためにイチニチぎせ〜にしてカイフクさせるかぁ〜……」

イブキの頭の中で「ステ〜タスオ〜プン!」される。


「HPひくいとね〜……ゲ〜ムみたいにアイテムとかでジカンかけずにカイフクできるとい〜のに……だれかセンズとかエリクサ〜とかつくってくんないかなぁ〜……そしたらゼンリョクでキュ〜レンキュ〜まんきつできんのにっ!」


「まあ、ウチ等は夏休み真っ最中だケドね〜」


「え〜……なんか……」


「うん?」


「やすむニッス〜ふえたのにソンしたきぶんになんのなんでだろ〜? ナツヤスミに+9されないのかなぁ〜??」

そんな無茶をいうイブキだった。

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