どんパ。
いつものバス停にて――
「ハネのないドロ〜ンっ⁉︎」
イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ハネのないドロ〜ン――も〜UFOだよっ!」
円盤型の未確認飛行物体をイメ〜ジしながら、
「きほんバル〜ンのようにしてフリョクをえて、チョ〜オンパシンド〜でスイシンするドロ〜ン……ヒコ〜センみたいなかんじかなぁ〜?」
空をフヨフヨ漂う銀色のモノを思い浮かべる。
「ハネがないからアンゼンセ〜もコ〜ジョ〜……う〜みゅ……すっごいんだけど……なんかロマンかんがたんないよねっ! もっとこ〜……ムイミにオンソクの3バイでるとか……そ〜ゆ〜のほし〜かな〜」
「そうよ! ロマンよっ!」
突然、隣の月夜が同意してくる。
「ど、どしたの?」
「この上海で発表されたスマ〜ト調理ロボ。改良すれば牛丼ロボになると思わない?」
月夜が期待に満ちた瞳でそんな事を言ってくる。
「ほら、お掃除ロボットあるじゃない? あれみたいな感じでアプリと連動でチョチョイで帰宅いきなり牛丼みたいな? 丼パ的な」
月夜が有名なお掃除ロボにそんな魔改造を施す!
「ドンパ?」
イブキは父親の本棚にある温泉ガッパを思い出す。
「そう! 丼パ」
カッパを思い描くイブキとは違い丸い――どこか可愛げのあるロボが牛丼をせっせと作るイメ~ジをする月夜。
「ん~……いらないかなぁ~」
丼物調理ロボを完全否定するイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます