どんパ。

いつものバス停にて――


「ハネのないドロ〜ンっ⁉︎」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ハネのないドロ〜ン――も〜UFOだよっ!」

円盤型の未確認飛行物体をイメ〜ジしながら、


「きほんバル〜ンのようにしてフリョクをえて、チョ〜オンパシンド〜でスイシンするドロ〜ン……ヒコ〜センみたいなかんじかなぁ〜?」

空をフヨフヨ漂う銀色のモノを思い浮かべる。


「ハネがないからアンゼンセ〜もコ〜ジョ〜……う〜みゅ……すっごいんだけど……なんかロマンかんがたんないよねっ! もっとこ〜……ムイミにオンソクの3バイでるとか……そ〜ゆ〜のほし〜かな〜」


「そうよ! ロマンよっ!」

突然、隣の月夜が同意してくる。


「ど、どしたの?」


「この上海で発表されたスマ〜ト調理ロボ。改良すれば牛丼ロボになると思わない?」

 月夜が期待に満ちた瞳でそんな事を言ってくる。


「ほら、お掃除ロボットあるじゃない? あれみたいな感じでアプリと連動でチョチョイで帰宅いきなり牛丼みたいな? 丼パ的な」

 月夜が有名なお掃除ロボにそんな魔改造を施す!


「ドンパ?」

 イブキは父親の本棚にある温泉ガッパを思い出す。


「そう! 丼パ」

 カッパを思い描くイブキとは違い丸い――どこか可愛げのあるロボが牛丼をせっせと作るイメ~ジをする月夜。


「ん~……いらないかなぁ~」

 丼物調理ロボを完全否定するイブキだった。

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