よケ。

昨日と同じバス停にて――


「――で、何を見つけたのよ」


「あっ! そ〜だった。これこれ」

そういって見ていたテクノロジ〜系の記事を見せる。


「サメが嫌がる電磁波を出すブレスレット?」


「そそ。サメさんってセ〜ブツのでんきてきなモノをかんじておそってくるから、そこにすっごいヤツがいるっ⁉︎ ってのをサッカクさせるブレスレット」


「へぇ〜……そんなんあるのね〜」


「イブキさんはいっかいたおしてみたいから、かみつかないテ〜ドによってくるかんじがいいんだけど〜……」


「ワガママね~」

 呆れ顔でそういう月夜。


「だってだって。かじられたらイヤだもん。でも、たおしたい!」


「まあ。アンタのワガママはともかく……これで海水浴客やサ~ファ~が襲われる率が減るのかしら?」


「う~みゅ……ど~だろ~? デンキしんご~をだしてるってコトはそれをおってくるカノ~セ~もあるし、ホホジロさんやアオさんやイタチさんゼンブにきくかわかんないし……」


「そ~なんだ。ウチはヒレが美味しいなんかデカイ魚としか思ってなかったからね~」


「月夜にかかったらチキュ~じょ~のイキモノぜんぶエモノだからね~」


「そんななんでもかんでも口にいれてるみたいな表現はイヤね」


「サメよけよりも月夜よけのブレスレットのほ~がうれるかもしんないネ」

 霊長類最強の捕食者に向けてそう言うイブキだった。

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