と〜カ。
いつものバス停にて――
「ゴ〜ルデンウィ〜クの肉フェスか〜」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「今年は十日なのよね〜。十日間肉満載で過ごせるのね」
「と〜かだもんね〜いまからたのしみ! 」
イブキもそういって同調してくる。
「せっかくの長期休みだもん。しっかり計画練らないとね」
「いやいや。ケ〜カクなんて……がばっ! って、ひるにおきたとき「あっ! キョ〜がこれしよ〜」でいいんだよっ! ト〜カだよ! ト〜カっ‼︎ ト〜カあったら……んと……」
両手を広げ一〇本の指を見せながら、
「そんな事いってると結局、ダラダラ過ごして何にもしない間に休みあけちゃうわよ」
「まあ、それはそれで……ダラダラさいこ〜ってなるじゃない?」
「なるかな〜?」
「なるなる! もうガッコ〜ないだけでしあわせ」
「宿題はあるけどね」
「シュクダイ? そんなモノはヘ〜セ〜とともになくなるよ! あたらし〜ジダイにはフヨ〜」
「大多数の人がそ〜思ってるとは思うケド……」
「ト〜カあればなんでもできるよねっ! セカイだってつくれるし、キリストさんもいきかえるし、イブキさんのムネもおっきなるよっ‼︎」
握り拳を振り上げてそう宣言する。
「前の二つはともかくアンタの胸はたぶんムリかな〜」
「そんなにナンイドたかいのっ⁉︎」
生半可な奇跡よりも上の巨乳化だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます