やすみあケ。

いつものバス停にて――


「パリパリ旨塩チキンか〜」

月夜がフライドチキンの画像を見ながら、そんな声を洩らした。


「独自の薄皮製法で調理したチキン……塩と胡椒のみのシンプルな味付けはいいわよね〜。鶏の旨味が感じられて……」

熱の篭った眼差しでチキンの画像をみている月夜の隣では、


「ん……ゲツヨ〜なくないかなぁ〜……」

グッタリとダルそうな気配を纏いながら、そう洩らすイブキ。


「キノ〜のサザエさんあたりからすっごいカラダがダルく……」

日曜の終わりを連想する定番を口にしながら、


「ホント、ゲツヨ〜なくなったらニホンじんのハンブンはすくわれるよ……」


「月曜日なくなったら今度は火曜なくなれって言うんじゃないの?」


「いやいや。ジッサイいちばんきらいなヨ〜ビランキングではダントツでゲツヨ〜がトップなんだよっ!」


「どこでやってんのよそんな番付」


「キョネンの2ガツにおかしメ〜カ〜さんが――」

タンクトップ姿の男性がバンザイしている会社の調査結果を出す。


「ホントなくやってたっ⁉︎」


「オトコのヒトのジサツりつもゲツヨ〜ごぜんがいっちばんオ〜いんだよっ! まさにマンイ〜タ〜! オトコぐいだよっ‼︎ マンデ〜だけに」


「おもしろくないわよ」

呆れ顏でそう言い返す月夜だった。

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