ぴらにア。
いつものバス停にて――
「センシュ~からカンコクでは5Gツ~シンがセカイにさきがけてスタ~トっ!」
イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「すっごいなっ! 5Gっ!! アメリカさんよりもはやくやんだっ! あれなんだよねっ! すっごくはやくっていっぱいつなげられていっぱいおくれるんだよねっ!!」
イブキが5G通信サ~ビスもものすっごいザックリと説明する。
「5Gタイオ~のスマホもド~ジツにハンバイっ! ど~なんだろ?
そういいながらユ~ザ~の声が書かれているトコを読む。
「5Gユ~ザ~のコエ――ダウンロ~ドのそくどがおそい……ダウンロ~ドとアップロ~ドのソクドがちがいすぎる……LTEとあんましかわんない……そもそも5Gカイセンにつながんない……ま、まああたらし~モノにフグアイはつきものだよね~」
若干、ガッカリしながらそんな事をいうイブキの隣では、
「ホントは美味しいピラニア?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「そ~いえば、割と美味しいって聞いた事があるかも……?」
「ピラニア出汁一〇〇パ~セントのピラニアラ~メン 浅草で七月一三日から三日間限定で販売か~」
「ほ~ほ~。なにピラニアがでるの~?」
ピラニアというワ~ドに釣られ口をはさんでくるイブキ。
「何ピラニア? ピラニアはピラニアでしょ」
「ケッコ~しゅるいあんだよ。ホワイトピラニアにいっけんするとクロダイっぽいブラックピラニア」
「へぇ~……そうなんだ~」
あまり興味なさそうにそう答える月夜。
「――で、アマゾンの月夜コト、エ~ガのモデルにもなったド~モ~でむれになって、なんでもかんでもおそいかかるダイヤモンドイエロ~ピラニアっ! イブキさんはぜひコイツをたべたいネっ!!」
「ウチは群れになんないわよっ!」
興味なさそうにしていても、そう言い返す月夜だった。
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