でマ。
いつものバス停にて――
「PSVRが420マンダイとっぱかぁ〜」
イブキがテクノロジ系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「あんましハヤってるかんじしないけど、ケッコ〜うれてんだぁ〜。タイオ〜ソフトもふえていってるし、もっとフキュ〜するかなぁ〜?」
「そ〜いえば、ワイヤレスかとか5GHzにもタイオ〜するかも? むたいなウワサがキョネンあったけど、いつになるのかな〜? コ〜ドじみにジャマなんだよね〜」
さらなる高性能化を願っているイブキの隣では、
「へぇ〜……そんな裏モ〜ドあるんだ〜」
月夜がなにかの記事を読みながら、そんな声を洩らした。
「カラフルモ〜ドやレインボ〜モ〜ドにできるんだ。これはいいわね」
そんな事を言いながら、なにかを始める。
「えっと……まずは生年月日を二〇〇七年に――」
「月夜、月夜っ⁉︎」
「なによ振り込め詐欺を発見したような顔して」
「まさにだよっ!」
「?」
意味がわからず首を傾げる月夜。
「セ〜ネンガッピを2007ネンにすると13さいミマンになってロックされちゃうよ」
「えぇ! だって、だってホラ、綺麗になってる画像あるわよ」
そういって綺麗に配色されたTwitterの画面を見せてくる。
「そんなんいくらでもカコ〜できるし。ほらコ〜シキがチュ〜イしてるよ」
そういって公式アカウントの注意喚起を見せる。
「ほ、ホントだ……」
「まったく月夜はつりやすいな〜」
「……返す言葉もないわ」
「しりがるだよね!」
「それは違う!」
そう返す月夜だった。
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