そ〜グ〜。

いつものバス停にて――


「塩と水があれば発電できるマグネ充電器?」

月夜はがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「へぇ〜……塩と水をいれるだけなんだ〜……いままであったやつは太陽光にあてて数時間とかハンドルを一時間回してとかだったケド……これは本当に塩と水いれるだけなのね〜」

そんな事をいいながら、続きを読み進める。


「ランタン機能もあってランタンとして使うなら九六時間、スマホ充電なら一〇回おこなう事ができ、発電につかうマグネシウム棒は塩水をいれなければ劣化しないから耐久性もある……もしも為にこ〜ゆ〜の用意しといたほうがいいとは思うのよね〜」

月夜がそんな風にもしもの備えをしようとしている隣では、


「かぞくウミにきていたイッカがクジラをたすける?」

イブキが海外の話題を集めた記事の中でそんなものを発見していた。


「カリフォルニアわんでキュ〜カをすごしていたマイケルさんたちはちかくをただよう、ザト〜クジラをはっけんする」


「ちかづいてみるとアミにからまっているコトにきづいてナイフでアミをきってたすけるコトに、たすけられたクジラはマイケルさんたちのフネのちかくで40カイちかくジャンプしてオレ〜をいったかぁ〜……」

添付されたクジラがシャンプしている画像を見ながら、


「やさし〜せかいだ! たすかってよかったよクジラさん」


「やさしいヒトにみつかってよかったね〜。もし月夜だったら……」


「食べられてるっていいたいの?」


「たべないの?」


「食べないわよっ!」

疑わしい視線を向けるイブキにそう言い返す月夜だった。

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