すってカ〜。

いつものバス停にて――


「スマホでフ〜ライのシレンがでるっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「どんなやつになんだろ〜? ロ〜グダンジョのけっさくだもんね〜……キョ〜リョクぷれいできるのかな〜? ゼツミョ〜なナンイドにセッテ〜すんのもむつかし〜んだよね! スマホでちょっとしたあきジカンとかにできるよ〜になったらずっとやっちゃいそ〜」

記事を読みながら、そんな事をいう。


「ついでにアスカもでないかな〜? あのクオリティでつくってほし〜けど、サイハンもしてほし〜」

イブキがそんな事をいっている隣では、


「ヴィレヴァンがネコを飼いたいのに飼えない人用のアイテムを販売?」

月夜がそんな記事を読んでいた。


「トリックア〜トの技術でまるで本当にそこにネコがいるかのような錯覚を起こす」

四角穴から猫が顔を覗かせているリアルな画像を見ながら、


「確かにこれならちょっと高いとこに貼って奥行きを感じさせなければそこにいるように思えるかも……?」

月夜がそんな風に言っていると、


「そ〜いえば、ネコカフェでネコみながらまるめたタオルなでてたけど……あれってなに?」


「ネコを撫でてる疑似体験をしてたのよ」

動物に嫌われる体質の月夜が諦め顔でそういうのだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る