かれシ。

いつものバス停にて――


「ミズのなかでセ〜カツできるモジュ〜ルがたのテントっ⁉︎」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ニョ〜ヨ〜クのだいがくとダイバ〜がキョ〜ド〜でかいはつしたスイチュ〜テント。ふ〜みゅ……しかもセ〜メ〜イジシステムをコガタかするコトによってもちはこびができるようにまでなったかぁ〜……これがあればエ〜ガ『オ〜プンウォ〜タ〜』みたいにウミにとりのこされてもへ〜キだね!」

大海原にポツンと取り残された様をイメ〜ジしながら、


「ヒコ〜キのテニモツとしてあずけられるぐらいコンパクト……」

詳しいスペックを確認し始めたイブキの隣では、


「あ〜……彼氏ほし〜」

月夜がスマホ画面を見ながら、そんな声を洩らした。


「ど、どしたのっ⁉︎」

突然の事に驚くイブキ。


「いっつもギュ〜ドンがカレシだったらいいな〜とかウシとつきあいとかいってたよね?」


「そんな事いった覚えないケド……」


「あれれ〜? そだっけ? でもなんでいきなり?」


「これよ」

そういって見ていたスマホ画像を見せてくる。


「3ガツ13ニチのホワイトデ〜にカップルでいくとイッパイむりょ〜……もしかしてコレのためにカレシほし〜のっ⁉︎」

その気になれば秒で作れるほどの月夜だけに心配するイブキ。


「たべたあとど〜すんの?」


「フリでいいんだし、そのまま何事もなかったよ〜に」


「わぁ! ひどっ‼︎」


「心配しなくてもウチみたいな娘に本気になる男性なんていないわよ」

ケラケラ笑いながらそう言い切る月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます