ですげ〜ム。
いつものバス停にて――
「トリプル絶品チ〜ズバ〜ガ〜か〜……」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「粗挽きパティにゴ〜ダチ〜ズ、レッドチェダ〜チ〜ズの二種類をトッピングし。肉の食感が楽しめるパティと芳醇な香りのバンズが楽しめる……いいわね」
三段重ねになったハンバ〜ガ〜の画像を見ながら、
「一回食べてみてのいいわね〜」
画像に釘付けになりながら、そんな事を洩らす月夜の隣では、
「はつのVRそい〜ドアクション。ソ〜ドオブガルガンチュアがクロ〜ズドβテストかいしっ!」
ゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ついに! ついにきたかっ‼︎ イブキさんのテンネンリシンリュ〜がヒをふくときがきたかっ!」
「ゲ〜ムないよ〜はさいだい4ニンでキョ〜リョクしてきょじんガルガンチュアをと〜ばつする。さまざまなブキやボ〜グがと〜じょ〜し、50いじょ〜のステ〜ジがある。リアルタイムオンラインマルチプレイヤ〜とキョ〜リョクしてVRク〜カンのなかでたたかうのがさいだいのウリっ! まあピンチになったらイブキさんのニテンイチリュ〜がヒをふくからへ〜き!」
プレイ動画を見ていると、
「これって日本の狭い室内でやると家具に足の指ぶつけそ〜ね」
外人が広めのリビングでプレイしている様子を横でみていた月夜がそう言ってくる。
「そ、そっか! そんなアクシデントもあるんだっ⁉︎」
イブキは仲間のピンチに颯爽と二刀流に切り替え、巨人に挑もうとした瞬間――リアル世界で足の小指を家具にぶつけ悶絶する姿をイメ〜ジする。
「それはかなし〜ケッカになりそ〜」
その後、一刀両断される結末までイメ〜ジしてそういうのだった。
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