いくにュ〜。
いつものバス停にて――
「レンジを使ってカップ麺をおいしく作る方法?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「お湯を多めに注いで、レンジで三分加熱するだけか〜」
できあがりの画像を見ながら、
「容器は踏んでフニャフニャになるケド、生麺のような食感に――へぇ〜……そんな風になるのね〜」
月夜が感心したように洩らす隣では、
「ムネがおっきくなるたべものランキングっ⁉︎」
イブキがそんなアンケ〜ト記事を読んでいた。
「7イはアボカド? へェ〜あれってイイんだ〜。ビタミンEがいっぱいはいっててイイ」
そんなザックリした説明を読む。
「6イはタマゴ。タマゴはいっぱいたべてるけどなぁ〜……」
イブキは毎日手掛けタマゴ料理の数々を思い浮かべる。
「5イはダイズ? イソフラボンがイイ……う〜みゅ……ダイズっていわれてもなぁ〜」
漠然と豆をイメ〜ジする。
「つぎはトリニクかぁ〜……ダルもトリニクはイイっていってたしね〜」
大物メジャ〜リ〜ガ〜を思い出しながら、
「つぎはキャベツ……キャベツかぁ〜あんまとってないかも?」
「2イはト〜ニュ〜。これはまいにちのんでるからへ〜キ!」
下へ画面をスクロ〜ルさせ一位の品を見る。
「1イはギュ〜ニュ〜……」
一位の品を見た途端、不満顔になるイブキ。
「ギュ〜ニュ〜ならまいにちかかさずにリッタ〜でのんでるよっ!」
記事に向かってそういうイブキ。
「つまり育乳してソレなんじゃない?」
月夜はイブキの起伏のない胸を指しながら、そういうのだった。
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