たいむまっし〜ン。

いつものバス停にて――


「あの激安の殿堂にあるステ〜キがおいし〜と話題?」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「超あらびきペッパ〜&ガ〜リック風味……もうおいしそ〜!」

商品名を読み上げただけでそんな事をいう月夜。


「人気の秘密は酵素を使った特製ソ〜ス! このソ〜スはおいし〜だけじゃなく肉を柔らかくする効果もあり、商品をそのまま熱したフライパンに落とすだけでおいしく調理できるっ‼︎ 五八六グラムで一一六〇円……二枚かな〜……」

美味しく焼かれたステ〜キの画像に釘付けになっている月夜の隣では、


「ユ〜チュ〜バ〜でタイムトラベ〜のノアさんがジブンがつかっているタイムマッシ〜ンをコ〜カイっ⁉︎」

なぜかテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな胡散臭い記事をイブキが読んでいた。


「おぉ! ついに……ついに……ケッテ〜てきショ〜コをだすんだねっ! どんなのかな〜? デロリアンかな〜? シュタゲのキュ〜タイがたかな〜? ネコがたロボのむきだしイタしきかな〜?」

イブキの脳裏に映画やアニメででてくる機械群がイメ〜ジされる。


「どんななんかな、どんなんかなっ!」

顔にモザイク、音声も加工された動画を見ながらワクワクするイブキ。


「ん? カミぶくろ??」

動画の人物は茶色紙袋の中から一辺が一〇センチほどの立方体を取り出して見せる。


「ミライジンはみんなキキテとはぎゃくのウデにチップがはいってて、そのチップがうめこまれたウデでさわればいい。そっか〜イブキさんにはつかえないのかぁ〜……」

残念そうにそう言うイブキ。


「アンタが何使うの?」


「ハツバイビまえのゲ〜ムをフラゲっ‼︎」


「スケ〜ルちいさいっ⁉︎」

イブキの使用用途にそう言い返す月夜だった。

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