あるキ。

いつものバス停にて――


「お得な福袋か〜……」

月夜がグルメ系アプリを見ながら、


「もう今年も終わりよね〜……牛丼がもっさり入った福袋とかないかしら?」

そんなアブラまみれの福袋を望んでいる月夜の隣では、


「10だいから30だいまでの30パ〜セントがあるきスマホをきにしない?」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「スマホもってるヒトにアンケ〜トしたトコロ、やくハンス〜があるきスマホしたコトがあるとカイト〜……まあ、そうだよね。ガッチリやるかど〜かはこじんさがあるけど、ちょっとみたテ〜ドをいれたらみんなやってるよね〜」

急にきたメッセ〜ジの確認や天気や道の確認をするために歩きながらスマホ使った自分の姿をイメ〜ジしながら、


「こんだけやってるヒトがいんだから、キセ〜じゃなくってあるきスマホできるシャカイにしてけべきだとおもうな!」


「ど〜やんのよ?」

呆れ顔で聞いてくる月夜。


「ティ〜キャスだよティ〜キャス! クウチュ〜ショ〜トツぼ〜しそ〜ちをぜんスマホにないぞ〜して、ぶつかりそ〜になったらガメンがレ〜ダ〜がめんみたくなってカイヒするよ〜にするんだよっ!」

どうだとばかりに言い切るイブキ。


「でも、それだとフツ〜の電柱にぶつかんない?」


「た、たえるモン!」

スマホをもっていない物や人のことを考えていないイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る