かニ。
いつものバス停にて――
「ミニゲ~ムきょ~たいブ~ムにのってゲオがパックマン、ギャラガ、ディグダグのミニゲ~をハンバイかぁ~」
イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「3コしかはいってなくって3880エンかぁ~……ちょっとたっかいなぁ~……このタイトルならス~ペインベ~ダ~とかもいれてくれたらいいのに~。まあ、そんなコトいいだすとアレもコレもってなってキリがなくなりそ~だけどね、レトロゲ~ムのよさってのはやっぱしあるよね~」
そんな年寄り臭い事をいっているイブキの隣では、
「今年、最後の肉の日はハンバ~ガ~かな~? ん?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、記事を読んでいると何かを発見する。
「かにぱんバ~ガ~? なにこれ??」
下記の関連項目のとこにでていた、そんな記事に興味をもつ。
「かにぱん!」
隣のイブキが反応する。
「あれ、おいしんだよね~! なになに、それがハンバ~ガ~になんの?」
イブキが月夜のスマホを奪いとる。
「お~! ホントにかにぱんだっ!!」
カニを模した特徴的なパンで挟まれたハンバ~ガ~の画像を見ながら、
「こ~ゆ~のだよっ! こ~ゆ~のがイイんだよイブキさんは」
「子供が好きそ~だよね~」
月夜の呟きに耳をカイのように閉じて聞こえないフリをするイブキだった。
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