きゅ〜いン。
いつものバス停にて――
「ほ〜テッケンのDLCでウォ〜キングデットのニ〜ガンがト〜ジョ〜」
イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「ルシ〜ルをもってさんせん……たしかにカクゲ〜むきのキャラだよね! わるくってカリスマセ〜があるキャラってニンキでるよね〜」
イブキがそんな風に洩らす、隣では、
「掃除機で吸ってはいけない物?」
月夜がそんな記事を読んでいた。
「小麦粉や砂糖をこぼした時に掃除機をつかう事があるが、粉物をこぼしたとき絶対に掃除機を使ってはいけない物がある? 一体なにかしら?」
月夜がなぜかグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「アレじゃないかな〜?」
イブキがはいりこんでくる。
「カメムシ! くっさんだよね~」
「いやいや。粉物じゃないし!」
「そっか~……シナモンとかは? ソ~ジキかけるたびにあのドクトクのニオイが……」
「う~ん……それもすごそ~ね……記事にはカレ~粉って書いてある」
「あぁ……カレ~はしつこいね~。おいし~んだけど、すぐわかるぐらいキョ~レツだしね」
「それに掃除機のパックを変えたり、フィルタ~の掃除をしても消えないらし~のよ、ず~っとカレ~匂い製造機になるみたい」
「う~みゅ……それはカメムシいじょ~かも?」
「――って、なんでカメムシ?」
「むかし、なぜかタイリョ~ハッセ~したコトがあって、1ピキすいこんだら、もうず~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っとそのにおいが……」
「そ、それは……地獄ね」
「だから、もうカメムシきゅ~いんきってコトにしてナンビャピキもすいこんでからハイキしちゃった」
そう言いながら、勇敢に戦って臭う古い型の掃除機を思い出すイブキだった。
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