きゃんぺ~ン。

 いつものバス停にて――


「極上中華そばが一〇円っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事にとびついていた!


「先着一〇〇人に通常四二一円の中華そばを一〇円っ! こ、これは行くしかないわねっ!!」

 月夜がオ~ソドックスなラ~メンの画像を見ながら、


「一〇〇杯限定……ウチが一〇〇杯制覇しちゃダメよね~……」

 月夜はワンコソバのように次々と出されるラ~メンを食べ尽していく姿をイメ~ジする。


「いまモバイル決済でお得なのよね~」

 そういって最近、利用者げ激増しているバ~コ~ド決済アプリを起動させる月夜。


「これで払うと二割引きなのよね~。つまり五回牛丼で一回タダ! しかも四〇回に一回は全額タダっ!!」


「あ~……月夜」

 キャンペ~ン内容を口にしながら、テンションを上げている月夜に、


「そのキャンペ~ンおわちゃったみたいだよ」


「えっ! 嘘よっ!! 来年の三月ぐらいまでってのってたモンっ!!!」


「う~みゅ……さいしょはそ~だったみたいなんだけど、みんながつかいまくってシュ~リョ~がはやまったんだって、ホラ」

 イブキはスマホ画面にキャンペ~ン終了の告知と早まったお詫びを表示させながら、


「そ、そんな……ウチの五回に一回タダ牛丼が終了……一体誰がそんなに使いまくったのよっ!! ウチの一時間に五回牛丼を返してよっ!」


「そんなにたべてたのっ!? むしろ月夜のせ~でキャンペ~ンおわちゃったんじゃないっ!?」

 そんな事を言いながら100億円を食い尽くした月夜に尊敬の念すら抱くイブキだった。

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