くりすまス。

いつものバス停にて――


「カガクシャがヒトのサイボ〜をバイヨ〜してたたノ〜ハはケンソクされた?」

テクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事をイブキが読んでいた。


「しかも、そのパタ〜ンはミジュクジのノ〜ハとにていたっ! おぉ! ウッカリかみさまのリョ〜イキにはいっちゃったっ⁉︎」

記事を読みながら、そんな声を洩らす、


「これはバイオコンピュ〜タのゲンケ〜になんのかな? ケンキュ〜しゃのムオトリさんによると、このノ~オルガノイドはニュ~ロンのセイジョ~なキノ~にひつようなタンパクしつがふくまれていないから、ヒトのノ~とはまったくことなるとコメント……ふむふみゅ……なるほど、なるほど。かんぜんリカイできた」

 イブキは本当に理解しているのかわからないような事を言っている隣では、


「今年もクリスマス! クリスマス!!」

 テンションの高い月夜がそんな事を口にしながら、スマホに表示された何かを読んでいた。


「なんでそんなにテンションたかいの? まさか――カレシできたとか?」

 イブキがいつもと様子の違う月夜にそんな事言う。


「ふふん♪ ある意味、ウチの彼氏かもね」

 そういってスマホ画面を見せる。


「……ん? ちょっとイミがわからない」

 スマホ画面には山盛りになった肉の丼、てっぺんには星型のニンジンがのっていた。


「クリスマスぼっちだけが味わえる『極盛がっツリ~すた丼2018』よ! ウチはこれのために彼氏は作らないわっ! できたとしてもクリスマス前に別れる!!」


「わぁ~……月夜のカレシになりヒトってタイヘンだな~……」

 まだ見ぬ友人の恋人に同情するイブキだった。

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