じゅ~おくぶン。

 いつものバス停にて――


「エ、エニグマっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スを見ながら、二次大戦中ナチスドイツが使用した暗号機の名前を叫んだ。


「げんだいのエンジニアがカイチュ~ドケ~にエニグマをしこんだっ! すっごいなっ!! タイプライタ~がたのモノをコガタにしたんだっ!! まあ、もうカイドクされちゃってるけど……」

 イブキがそんな事を言っている隣では、


「中国の人が驚いている? 日本に増えすぎているザリガニ、中国ではありえないと――ど~ゆ~事かしら?」

 月夜がなぜかグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんで中国だと増えないのかしらザリガニ」

 真っ赤な姿で空に向かって立派なハサミを掲げているアメリカザリガニの姿をイメ~ジしながら、


「中国ではザリガニはビ~ルのおつまみや伊勢エビやロブロスタ~に並ぶ高級品として食されているっ!? そなんだっ!?」

 高級ときいてイメ~ジの中のザリガニが周辺に『キラキラ』した表現が追加された。


「ザリガニは中国語で小龍蝦と読んで全国的に好まれているか~……そ~聞くとおいしそ~に思えてくるわね~」


「月夜がそ~おもちゃったってコトはザリガニのぜつめつまったなしだね」


「ウチは一〇億人より食べるって事か?」

 そう言いつつも月夜の頭の中ではすでにザリガニは皿の上に乗っているのだった。

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