ふゅ~ちゃ~カ~。
いつものバス停にて――
「サ~ティワンの31シュルイあるアイスがぜんぶつまったユメのよ~なセットっ!?」
イブキが瞳を輝かせながら、そんな記事を読んでいた。
「キノ~はデッカイ――ス~パ~ビッグカップのはなしがでてたのに……いや~……あれはおっきかった……1160グラムって、キロアイスって」
昨日の記事でみたバケツのようなデッカイ箱にはいったアイスの画像を思い出しながら、
「それなのにキョ~はこんなゼンシュルイアイスなんてっ!? かんぜんにイブキさんをねらってきてるよねっ!」
イブキがそんな勘違いも甚だしい事を言っている隣では、
「ピザを製造できる車っ⁉︎」
月夜がテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「これはすっごいわね! 従来の注文がはいって調理して配達ってコ〜スを客の家にむかう道中でピザつくるなんて、しかもロボットがつくるんだ! 未来を感じさせるわね〜」
月夜がコンセプトカ~の写った画像を見ながら、
「将来的には無人にして自動運転で運用できるようにしたいか~」
「いやいや。やっぱりとばないとミライとはいえないよ」
空を指しながら、そう横やりをいれてくるイブキだった。
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