ほ~お~げんまけン。
いつものバス停にて――
「ふむふみゅ……じかいのアプデではエウレカのピュ~ロスくんだ~……」
イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、大型MMORPGのパッチ情報を読んでいた。
「わりとすぐにきたなぁ~エウレカのだい3だん……」
イブキは烈風渦巻く緑豊かな島と真っ白な雪が積もる山を思い浮かべながら、
「しかし……タンクやヒ~ラ~がいないからってDPSとかにタンクをやらせるシステムはど~なんだろ~? さいきんのタンクはダメ~ジそ~りょ~ももとめられるからギャクテンげんしょ~としてはアリなのかな?」
イブキが新しく導入されるシステムのイメ~ジをしている隣では、
「VRで断頭台――ギロチンにかけられ死を疑似体験したユ~ザ~に起きた変化?」
月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「合意の上で書いてあるって事はVRでの疑似体験ってわかってても起きたんだ~。斬首された瞬間、しばらく身動きができないほどの精神的衝撃を受け、全身から汗が吹き出し、手足がしびれ力がはいらず、意識が遠のき、首に違和感が現れた。やっぱし精巧すぎるバ~チャルリアリティは現実とかわんないのかもね~……」
月夜がしみずみそう言っていると、
「つまりフェニックス・ホ~オ~ゲンマケンはできるってコトだねっ!」
「いや。そんな話しはしてない」
瞳を輝かせて拳を振り上げるイブキにそう返す月夜だった。
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