こ~ホ~。

 いつものバス停にて――


「お~! 今月の肉の日はすっごいな~!」

 月夜がグルメ系アプリを見ながら、そんな声を洩らす。


「モスのバンズも肉の肉で肉を挟むバ~ガ~は毎月食べてるケド、とびきりハンバ~グサンドが新しくでんのか~……ロッテリアのバ~ガ~もいいわね~ダブルハッシュチ~ズバ~ガ~……ハッシュドポテトを挟んでパティ二枚づつの四枚っ! これはいいわね~」

 月夜がギッシリとパティが挟まったバ~ガ~の画像を見てそんな事を言っている隣では、


「ライネンのナツにそなえよ~っ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「なんだろ? ヘルメットにソ~フ~キがついたザクっぽいヘルメットはあったけど~……」

 イブキが緑とか赤とか黒とかの様々なカラ~バリエ~ションをもつ巨大ロボを思い描きながら、続きを読み進める。


「エアコンないぞ~のヘルメトっ!?」

 後頭部に機械装置と廃熱機構を備えたヘルメットの画像を見たイブキはそんな声をあげる。


「アタマを12~18℃にたもってくれるかぁ~……いいなぁ~コレほし~なぁ~。6マンエンちょっとかぁ~」


「そんな物買ってど~すんのよ?」


「これかぶってガッコ~いくの、ジュギョ~ちゅ~もコレかぶってたら、ねててもバレないし――」


「校門で没収されんじゃない?」

 そう返す月夜だった。

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