どン!

 いつものバス停にて――


「あのマ〇オのてきやく――ク〇パをメスかしたクッ〇ひめがワダイかぁ~……」

 イブキがTwitterで話題のそんな記事を読んでいた。


「かぶると、ピ~〇ひめっぽくなる『ス~パ~クラウン』からハセ~したワダイで、もし〇ッパがこの『ス~パ~クラウン』をかぶってヒメかしたらど~なるかといったハッソ~からタンジョ~した……ふ~みゅ……かんぜんにユ~ザ~がわシュド~でまわってるけ~のワダイなんだ~」

 イブキがそんな風に話題の特性を考えている隣では、


「ついに一番、おいし~丼が決まるっ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「そんなモン、今更じゃない! 絶対、牛丼よっ!!」

 月夜はまるで真理を語るかのように自信満々でそう言い、続きを読み進める。


「三位は海鮮丼――魚介か~!」

 いろとりどりの魚介類がのった丼画像を見ながら、月夜は『そうきたかっ!』といった感じの声を洩らす。


「肉ばっかしじゃ飽きちゃうモンね。三位ぐらいは別物はいってるわよね~」

 そう言いながら続きを読み進める。


「二位は――牛丼? ん?? 牛丼??? あれ? 一位見ちゃったかな?」

 月夜は目をコシコシした後にもう一度スマホ画面を見る。


「二位は――牛丼……あれ? あっ! そっか!! きっと一位、二位を牛丼でワンツ~で終わるパタ~ンね」

 もはや意味不明の事を言い出す。


「一位はカツ丼……カツ丼……カツ……」

 月夜の瞳から『ス~』と色彩が消えていく。


「はっ! カツ丼もようは牛丼の肉に衣をまぶしてあげた一種の牛丼よね」

 牛と豚の違いにはあえて触れずにそう言い聞かせるように、


「そ~やって、リロンブソ~したんだね」

 隣で楽しそうに見ていたイブキはそう洩らすのだった。

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