げんテ~。

 いつものバス停にて――


「チョコフレ~ク、セ~サンシュ~リョ~のホ~をへてフリマアプリでコ~ト~ちゅ~」

 イブキがお菓子の話題を集めた記事の中から、そんなモノを読んでいた。


「ふ~みゅ……まいかいまかいこ~ゆ~のかうヒトいんのかな~?」

 一袋一〇〇〇円ごえのチョコフレ~クを見ながら、


「かうヒトがいるかでてんだよね~。イブキさんもチョコフレ~クすきだけどヒトフクロ1000エンはないなぁ~……」

 赤い袋のチョコ菓子画像を見ているイブキの隣では、


「ディズニ~ランド内でしか買えないランチパックっ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「へぇ~……そんな物でたのね~」

 専用の箱に詰められたランチパックの画像を見ながら、


「一箱三袋はいって一〇〇〇円ね~……一袋三三〇円ぐらいか……場所を考えるとこんなモンかしらね~」


「なにこれっ!? ランチパックのチョコレ~トクランチ&クリ~ムっ! こんなんゼッタイおいし~やつじゃん!!」

 月夜のスマホ画像をみたイブキが喰いつくてくる!


「フツ~にチョコパンみたいな味じゃないの?」


「ふふん♪ 月夜うってるバショをかんがえてみなよ、きっとユメがつまってるっ!」


「いや、チョコが詰まってんだって」

 やんわり否定する月夜だった。

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