てんシ。

 いつものバス停にて――


「スペ~スハリア~がスイッチでハイシンけって~っ!」

 イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「チョ~ノ~リョクせんしのハリア~になってたたかう、3Dシュ~ティングなんだよね。ドットえだけど、なかなかいいゲ~ムだよね。げんだいふ~にあわせてサップ~ケ~なハイケ~をついかしてほしかったけど、オリジナルならオリジナルそのままでもいいかな~」

 イブキが懐かしいドット絵のゲ~ム画面をみながら、そんな事を言っている隣では、


「て、天使のロ~ストビ~フ丼っ!?」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ロ~ストビ~フを盛り付けて、手羽先を羽にみたてた丼か~」

 読み込まれた画像――ゴハンにロ~ストビ~フを巻き付け左右に手羽先をぶっ刺した丼物の画像を見ながら、


「しかも、値段はいいねなんだ~。一円以上はらえばいいのね」


「総重量八〇〇グラムか~。ただオ~ダ~して完食するまでの間、天使の輪つきカチュ~シャをつけてないといけないのか~……」


「これははずかし~ね」

 イブキがその画像を見て、


「いやいや。ウチはつけるわよ!」

 むしろ誇らしげに言い切る月夜だった。

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