ぽけっト。

 いつものバス停にて――


「ユニコ~ンやバンシィ、ヒャクシキをイメ~ジしたロ~ドバイクかぁ~……」

 イブキが三機のモビルス~ツをイメ~ジした自転車の画像を見ながら。


「なんでヒャクシキをチョイスしたんだろ~? ニュ~にしてサイコフレ~ムバイクにすればいいのに~……ヒャクシキってジダイもほかのニキのカンケ~セ~からもまったくムエンなのに……ハっ! も、もしかしたらメガバズ~カ~ランチャ~がついてんのかもっ!? そしたらほし~かも?」

 イブキは自転車本体よりも長い筒状の物がサイドカ~のようにひっついた自転車をイメ~ジしながら、


「ユニコ~ンやバンシィもNT-Dモ~ドとかあったらいいのに~……」

 イブキは公道を走っている自転車が突然、光だし――内側から光る部品が露出する変形をしながら、ものすごいスピ~ドで走り去る様をイメ~ジする。


「カッコイイな~」

 そんな風に少しズレた美的感覚を発揮しているイブキの隣では、


「YouTubeで話題のシャツの胸ポケットにおさまる子犬! なにそれ見たい! 見たい!!」

 動物動画を見ていた。


「小型犬で生後間もない時期限定でできるかぁ~……ウチもやりたいな~」


「月夜がポケットにワンコいれてるとホゾンショクにしかみえないよ」

 そう冷や水を浴びせるイブキだった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る