こんびニ。
いつものバス停にて――
「最近、やっと涼しくなってきたわね~……それでも三〇℃こえてるケド……」
月夜は今年、愛用した強い日差し除けのタオルを頭から除けて、
「ちょっと風が吹いて、三、四℃下がっただけで涼しく感じるるんだもん。先週とかは、よほど暑かったのね~」
そんな事を洩らしながらスポ~ツタオルをカバンにしまいスマホのグルメ系アプリを起動する。
「こう涼しいと中華まんよね~。どのコンビニも始めてるし、新メニュ~を追加してくるトコもあるわね~。グリ~ンカレ~マンか~ココナッツミルクと青唐辛子の味がきめて、これは食べてみないとねっ!」
月夜がそんな事を言っている隣では、
「ジブンだけのコンビニをケ~エ~できる。コンビニシュミレ~ション『マイコンビニ』。スマホゲ~ムだし、ヒマつぶしにつかえるかな~?」
「アンタがオ~ナ~じゃコ~ラとポテチが充実した店になりそ~よね~」
月夜がそういって口を挟んでくる。
「月夜がオ~ナ~ならニクけ~のベント~とチュ~カマンがいっぱいのおみせになりそ~だよね~」
そう反撃するイブキ。
「アンタだったらゲ~ムとか置きそうよね」
「う~ん……ザンネンながらむかしむかしうってたコトあんだよね~」
「えっ! そ~なのっ!?」
「ダイシッパイだったけどね~……」
そう言いながらコンビニの店頭に置かれたTVを思い出すイブキだった。
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