せんじョ~。
いつものバス停にて――
「あっ! おいし~っ!!」
月夜がサクサクのパイのようなお菓子を食べながら、
「アップルパイ味かぁ~……結構シッカリといい味してるじゃない」
一口サイズのために次々と口へと放り込んでいく月夜。
「バタ~もほんのりと香るし、ただお菓子なんで量がね~。コストコみたいに1キロとかで売ってくんないかしら?」
月夜がお菓子をキロ買いするという無茶ぶりを口にしている隣では、
「おぉ! このコ~ケ~はっ!?」
イブキがなにかの画像を見ていた。
「すっごい! すっごい!! なんでこんなにイッパイ――」
「みてよ。月夜」
そう言いながら見せてくるスマホ画面には、
「あぁ……」
月夜は見せられた画像を見た瞬間、そんな声を洩らす。
「すっごいよね~。どこのコンビニだろ~?」
「たぶんビックサイトの近くよ」
「えっ!? そ~なの? なんでこんなんい10ビョ~チャ~ジ2ジカンキ~プしたり、ツバサをさずけるのみものなっかなの??」
イブキが首を傾げながら、
「それはココが戦場に近いからよ」
月夜はやたら漢前な表情でそんな事をいう、
「そ~なの?」
イブキは意味がわかっているのかいないのかそんな返答をする。
「ここにはこれから二十万の戦士がやってくるのよ。そしてここで装備を整えて戦場へ行くのよ」
「へェ~……」
その言葉にドクロをキャタピラで『きゅらきゅら』と踏みつぶしながら進軍する戦車と空にはレ~ザ~が飛び交うタ~ミネ~タのような世界をイメ~ジするイブキだった。
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