とくじュ。

いつものバス停にて――


「8ガツ11ニチのヤマのヒにポテトのSサイズが1、5バイのヤマもりサイズにっ⁉︎」

イブキがファ〜ストフ〜ド店のそんな企画に食いついていた。


「1、5バイかぁ〜……これはふたつたのんで3バイにしろってコトだよねっ!」

イブキは人差し指と中指、薬指の三本を立てながら、


「やまもりポテト……」

イブキがそんな事を言っている隣では、


「猛暑のせいでアイスや氷などの商品が売れ切れ続出っ!」

月夜がそんな記事を読んでいた。


「今まではお盆とかにそ〜ゆ〜時あったけど、今年は早いな〜。エアコンの配送には店舗スタッフも借り出される事態にっ⁉︎ 夏の特需は大変そ〜よね〜」


「コオリなんてバッカンバッカンこおらせて、かいてんりつあげまくったらい〜とおもうけどね〜」


「食用だもん安全基準があるんじゃないの?」


「そっか〜……月夜みたいにアマミズやドロミズでもいいってヒトいないもんね〜」


「ウチそんな事いった記憶ないケド……」


「イブキさんのイメ〜ジ。月夜ならなにたべてものんでもヘッチャラ、ヘッチャラ」


「アンタの中のウチってなんでそんなに頑丈なのよっ!」

そういって抗議する月夜だった。

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