ろゴ。

 いつものバス停にて――


「ナリタく~こ~げんて~ポッキ~……おみやげよ~のちょっとたかめのポッキ~かぁ~……」

 イブキがグルメ系アプリを見ていた。


「ほかにはセガのタイヤキがせめてるぐらいかな~? ラブライブとコラボ。みかんクリ~ムにチョコ、おぐらバタ~にまっちゃクリ~ム……チョコがおいしそ~かな~?」

 そんな声を洩らしながら、続きを読み進める。


「コラボもいいけど、セガにしかできないタイヤキをつくりたいという~おもいでタンジョ~したっ!? おぉ! これはスゴそ~!! そもそもセガはタイヤキやじゃないとか、ゲ~ムでがんばれよとかそ~ゆ~もっともなイケンはこのさいポイして」

 なにかを放り投げる仕草をしながら、


「やくハントシのシコ~サクゴをくりかえしてセガのロゴがたタイヤキ……ロゴ? なんでロゴ? さっすがセガ! まったくヨソ~できないコトしてくんよね」

 嬉しそうにそんな事を言いつつ、


「うらがわには『そ~ぞ~はせ~め~』というモジもこくいんもっ!?」

 裏側に掘りこまれた『創造は生命』という画像を見ながら、


「さっすがエイエンのサンバンテ、マクカクのサクシ」


「なんでそんなにディスってんの?」

 日除けに頭からタオルをかぶった月夜が口を挟んでくる。


「ホメてんだけど……」

 そう言い返すイブキだった。

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