うあきたいト。

 いつものバス停にて――


「八月七日から八月中旬にかけてステ~キガストで食べほ~だい実施っ!」

 月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事に喰いつく!


「これは滾ってきたわっ! 順次って事はうまく立ち回れば一月ぐらい毎日、肉ほ~だいって事も可能ねっ!!」

 月夜は頭にかぶったタオルを取って、ギラつく太陽にそんな事を言って己の欲望をぶつける。


「ここのってサラダバ~やス~プバ~、カレ~もついてんのよね~」

 この照り付ける太陽の下、まったく日焼けした様子のない真っ白な肌が軽く朱を帯びるほど、興奮している月夜の隣では、


「ウチュ~かたやってきたダイヤよりもかたいコ~セキっ!?」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んで月夜と同じように興奮していた!


「あ……アダマン……アダマンタイトじゃん!――シリ~ズによってはアダマンチウムっ!!」


「ダイヤいじょ~だよっ! ショップでかえるサイコ~のソ~ド。ダイヤソ~ドいじょ~のモノができるよっ!」


「そんなモン作ってど~すんのよ?」

 イブキの様子に気付いた月夜がそう口を挟んでくる。


「えぇ! すっごいかったいソ~ドがつくれて、デンセツのソ~ドつくれるよ! デンセツだよっ!!」


「うん。そんなモン作ってど~すんの?」


「……マオ~たおせる?」

 考えた結果、そう口にするイブキだった。

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