はんタ~。
いつものバス停にて――
「すっごいっ!」
イブキが何かの記事を読みながら、そんな声を上げた。
「ザクマシンガンをジサクした、このド~ガすっごいっ! もっとちがうコトにこのロ~リョクをむけてたら――いや、いうまい。これはこのコトにかたむけたからこそ、すごいなだと」
イブキが興奮しながら、そんな意味不明な事を言っている隣では、
「週四日勤務で手取り一五万円だケド、肉食べほ~だいの職業――肉食べほ~だいっ!!」
月夜が砂漠の民のようにタオルを頭に引っ掛けた格好のまま、そんな記事を読んでいた。
「手取りは少ないケド……肉食べほ~だいはイイわよね~」
そんな事を言いながら、続きを読み進める。
「猟師? へぇ~……猟師さんって非常勤の公務員扱いなんだ~」
月夜はベストにイヤ~プロテクタ~、ゴ~グルをつけて勇ましく猟銃を構える自身の姿をイメ~ジする。
「いいかも! 山とかはいったりすんのかな~? あれ? なんか禁猟のシ~ズンあったよ~な~?」
「有害鳥獣駆除だと年中、狩猟できる。へぇ~……そ~なんだ。だから肉食べほ~だいなのね。でも狩猟免許や銃の免許とか取らないといけないし……」
「えっ! 月夜ならパンチでなんでもたおせそ~だけど」
イブキは次々でてくるクマやイノシシをパンチで一撃のもとに倒していくシ~ンをイメ~ジしながら、そういうのだった。
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