とくセ~。
いつものバス停にて――
「おぉ! ポケGoにやっとトレ~ドきの~をついかっ!!」
イブキがゲ~ム系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「やっとか~やっとトレ~ドきの~きたかぁ~。むしろ、さいしょあるべきキノ~だよね!」
そんな事を言ってから続きを読み進める。
「ふ~みゅ……キホンてきにはフレンドきの~のキョ~カっぽいかんじかな? トレ~ナ~コ~ドをおくるコトでとおくのヒトともきがるにフレンドになれる。とくべつな――デンセツとかは1ニチに1カイまでかぁ~」
イブキがそんな事を言っている隣では、
「猫に嫌われる四つの事?」
月夜がそんな記事を興味津々で読んでいた。
「猫はしつこくされるとを嫌う。マイペ~スなので余り構いすぎるのは厳禁。よし! ウチはやってない!! やりたくても近寄ってこないし……」
後半は少し悲しそう言い先を読み進める。
「大きな音や声を出したり、手足や尻尾を触られる事を嫌がる? へぇ~……そ~なんだ。これも平気。声がとどくトコまでこないし、触るなんて一年に一回あるかど~かだモン……」
やはり後半は悲しげに言う。
「他の猫にばっかり構う。ないない! ウチが辛うじて触る事ができるのって生きる事に疲れた顔をしたブサネコだけだモン――って、じゃなんでウチは猫に嫌われてんだろ~?」
「これじゃない」
月夜の嘆きにイブキがスマホ画面を指す、
「猫の嫌いな匂いを発してる……」
「そそ」
容赦なくトドメを刺すイブキだった。
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