さんでィ。
いつものバス停にて――
「牛丼チェ〜ン三社の朝食メニュ〜食べ比べ?」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「たまごかけご飯と小鉢ぐらい〜、ハムエッグ定食とかもあるのね〜……これって全部に牛丼ついててこれが出てくるのよね?」
朝食にピッタリのタマゴとご飯、パンの画像を見ながら、なぜか当然のようにそんな事をいう月夜。
「牛丼屋さんだもん。席に座ったらとりあえずお茶と牛丼が無条件で出てくる感じよね?」
もはや店員に月夜=牛丼という対応をされている事に気付かず、そんな事をいっている隣では、
「グ〜グルマップやいくつかのチズにのってるのにゲンチにいくとなにもないマボロシのシマっ⁉︎」
イブキがそんな記事を読んでいた。
「キカイではカクニンできるけど、ヒトにはニンシキできないシマなのかな? きたセンチネルと〜みたいにカクリされたシマかもしれないっ⁉︎」
そんな事を言うイブキに、
「ただのミスでしょ?」
「わっかんないよ。みちにケンキュ〜しててブタとウシとニワトリのキメラがいるかもしんないよ」
「行きましょ! ど〜やったら行けるの?」
月夜がバス停の時刻表を見ながら、
「バスではムリだとおもうよ」
豹変ぶりに呆れながらそう洩らすイブキだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます