ぽんこツ。

いつものバス停にて――


「友達登録で一〇〇円引きか〜」

月夜が某牛丼チェ〜ンのイベント情報を見ながら、


「一度に三つまでの定食と丼を一〇〇円引き、三つといわずに一〇といってほしかったトコだケド……これは大きいわ!」

牛丼の画像を見ながら、そんな事を言っている月夜の隣では、


「2015ねんにでたペッパ〜くん……ポンコツだったのか……」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ペッパ〜?」


「ほら、しろくてムネにタッチパネルのついたやつ」


「あぁ……回転寿司屋さんとかホ〜ムセンタ〜とかにたまにいるわね」


「そそ。イエだとわりとポンコツらしいよ」

そう言いながらペッパ〜と二年半暮らした人の記事を見せてくる。


「へぇ〜……起動に時間がかかる上にタッチパネルの感度が悪く、操作性は最悪。工業製品としての質はかなり悪い――フルボッコに言われてるわね」


「やっぱし、ちょっとはやかったのかな〜?」


「回転寿司の案内役やってるときは結構有能そうにみえたんだケドな〜」


「えっ! 月夜つかったことあるんだっ⁉︎」


「まあ席を案内されたくらいだけど」


「むう。モ〜ジュ〜をあいてに……やっぱしキキカンたりないポンコツなのかな〜」


「もしかして猛獣ってウチの事?」

そう言いながらバス停の素振りを始める月夜だった。

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