び〜ム。

いつものバス停にて――


「高速道路でブタが疾走するっ⁉︎」

月夜がなぜかグルメ系アプリの中でにあった、そんな記事に気をとめた。


「午前八時ぐらいにかすみがうら市内の常磐道上り千代田パ〜キングエリア付近でブタがいると警察に通報があった……そっか〜ブタを見たら警察なんだ? ウチにかけてくれたら取りに行くのに……」

月夜がそんな事を言いながら続きを読み進める。


「警察が駆けつけたところ体長一メ〜トルほどのブタが中央分離帯の草を食べていた……そっか! あの部分をコンクリ〜トで固めてないのはこのためだったんだっ⁉︎」

月夜がそんな間違った知識を身につけている隣では、


「め、めからビ〜ムがでるコンタクトレンズのカイハツにセイコ〜っ! こ、これはジンルイのレキシがかわるよっ!」

イブキがテクノロジ〜系ニュ〜スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「そんなの出してど〜すんのよ?」

月夜がブタの画像を見ながら、


「リユ〜なんかないよっ! オトコのヒトは、めからビ〜ムをだす、あさおきたらハド〜ケンのレンシュ〜、いわにケンがささってたらぬくセ〜ブツなんだよっ!」

イブキが全男性から抗議を受けそうな事をいう。


「そんなヒトにとってはユメのアイテムだよ!」


「そ〜なの? でも――」


「なに?」


「目には悪そうよね」


「うん。それはヒテ〜できない」

サイクロプスのような破壊光線をイメ〜ジしながら言うイブキだった。

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