みょ〜ジ。

いつものバス停にて――


「ユ〜チュ〜バ〜のウェイブさんがネオジオ・ミニのジョ〜ホ〜をにゅうしゅっ⁉︎」

イブキがゲ〜ム系ニュ〜スの中にあった、そんな真偽不明な記事を読んでいた。


「ウェイブさんは『シンライできるジョ〜ホ〜すじ』からえたモノとかかたるかぁ〜……」

そんな事を洩らしつつ、先を読み進めるイブキ。


「だがしやとかにおいてあった、ア〜ケ〜ドきょ〜たいをそのままちっさくしたかんじ、ジョイスティックと2+2ボタン、3、5インチがめんで、そのばであそべる――う〜みゅ……ケ〜タイきがわによせてきたか〜……ホントのトコはわかんないけど、これはこれでアリかな〜」

イブキがそんな風に評価している隣では、


「強そうな苗字ランキング?」

月夜がそんなタイトルのアンケ〜ト記事を読んでいた。


「三位は『金剛丸』? そんな苗字あるのかしら?」

首を傾げながら、続きを読み進める月夜。


「二位は『獅子王』――これは強そうね。獅子にしかも王なんて……でも、聞いたコトないな〜」


「一位の『金剛寺』も聞いた事ない。全部強そうだケド聞かないわね〜」


「でも、ぜんぶ月夜とあいそ〜なミョ〜ジだよね〜」

イブキが『コンゴ〜ジ月夜』『シシオ〜月夜』とか言いつつ、そう言うのだった。

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