におイ。

 いつものバス停にて――


「ソフバンがヘンケ~するクルマをカイハツかぁ~」

 イブキがテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「ふ~みゅ……どんなふ~にヘンケ~すんのかなっ!?」

 イブキが瞳を輝かせながら続きを読み進める。


「ふたりのりでロボットモ~ド、ビ~グルモ~ドどちらのケ~タイでもソ~コ~かの~。ヘンケ~のド~ガはないのか~。ヨ~トはアミュ~ズメントパ~クへのデモストレ~ションなど、クラスタ~みたいにたたかったりはしないのか~」

 少しガッカリするイブキ。


「うごいてるド~ガがないならちゃんとあるいてるのか、タイヤでイド~してんのかわかんないなぁ~とりあえずソクホ~まちかな~?」

 イブキがそんな判断を下している隣では、


「犬をこわがっているヒトがかまれる理由が判明?」

 月夜がそんなタイトルの記事を読んでいた。


「犬は恐怖を感じている人の匂いを嗅ぐ事ができるっ!? へぇ~……そ~なんだ」


「さらに恐怖心を感じている人に犬は攻撃的になりやすく、その結果噛まれてしまう事もある。そ~だったのね」


「まあ、月夜のバアイ、イヌのほ~がビビってんだけどね~」


「か、噛まれないようにするのは犬に怯えないようにするのがいいのね」


「月夜をかんだイヌはつぎのシュンカンにはホットドックになってるけどね~」

 イブキの言葉を聞かないフリをする月夜だった。

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