ろボ。

いつものバス停にて――


「ゴ〜ルデンウィ〜クは肉寿司祭りっ⁉︎」

月夜がグルメ系アプリの中にあった、某寿司チェ〜ンの記事を読んでいた。


「炙りサ〜ロインや上カルビ、いまでは食べる事がむつかしくなったユッケっぽい寿司も登場っ! いいじゃない!」

そんな事を言いながら、画像を凝視する月夜。


「こ〜ゆ〜の割と好き!」

月夜がそんな風に画像を眺めている隣では、


「ロボネコっ⁉︎」

テクノロジ〜系ニュ〜スを見ていたイブキがそんな声をあげる。


「あのタクハイビンのカイシャがジド〜ウンテンシャをつかってハイタツにセイコ〜!」


「ハイタツぎょ〜ってジド〜ウンテンシャとドロ〜ンとあるけど、どっちがのこるかな〜?」


「そりゃ〜。ドロ〜ンの方じゃない?」


「んふ〜。タキノ〜やリベンセ〜のたかいほうがいきのこるとはかぎんないよ」


「そ、そう?」


「まあ、そんなコトよりの――」

イブキは再び記事のタイトルをジッと見てから、


「ロボネコってロボニャンFがたをおもいだすよね?」


「同意を求められても……、まず、ロボニャンがわかんない」

そう返す月夜だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る