さんばイ。

 いつものバス停にて――


「ん~……なかなかおいし~」

 イブキがアイスを口の中にいれたまま、


「チョコボ~ルのアイス……そんなにキタイしてなかたけど、なかなかイイっ! ただ……」

 イブキが一個一個小袋に包まれたホワイトチョコアイスを見ながら、


「リョ~がちょっとすくないなぁ~……3コかえばよかったな~」

 そう言いながら残り少なくなった中身を確認するように箱を左右に振るイブキの隣では、


「月額六万五000円でステ~キ食べほ~だいっ!?」

 グルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。


「いいケド……ちょっとたかいわね~……も~ちょっと安くなんないのかしら?」

 そんな事を言いながら、しばらく似たような情報を漁る月夜。


「ステ~キ定額パスポ~ト? なんかスマホのプランみたいになってきた……月額三万円で毎日ステ~キ一枚か~……これなら高いほうにして毎日毎食ステ~キ三昧のがいいかな~」

 そんな事を洩らしながら、隣でアイスの箱を振っているイブキのほうを見ると、


「ねぇ。どっちがいいと思う?」


「月夜たべるリョ~もフツ~のヒトのサンバイだし、ヒトツキ6マンエンならやすいじゃない?」

 ど~でもよさげな雰囲気でそう返すイブキだった。

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