うラ。
いつものバス停にて――
「三月二七日から四月一七日の毎週火曜日にケンタでディナ〜タイムだけ食べほ〜だいを実施かぁ〜」
月夜がグルメ系アプリの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「チキンとリングポテト、ビスケット、ドリンクが頼み放題になり一三八〇円で四五分間……意外と短いかも? チキンを五個で一二三〇円だから六個以上食べないと損しちゃうな〜」
バイト経験もないのにスラスラと値段がでてくる月夜。
「ウチなら四五分をフル活用で六〇目指せるかな?」
頭の中でオ〜ダ〜からでてくる間に何個取り置いておくか綿密に計算している月夜の隣では、
「Jkのウラアカウントほゆ〜りつはやく70パ〜セントっ⁉︎ そんなのあるんだっ‼︎」
イブキがそんなタイトルの記事を読んでいた。
「アンタもありそ〜だケドないの?」
イブキの言葉が耳にはいった月夜がそう聞いてきた。
「う〜ん……イブキさんゲ〜ムキャラよ〜のツイッタ〜アカウントとかはあるけど……」
「それが裏アカになるんじゃないの?」
「ん〜……イブキさんのキャラはムキムキでセンゴクブショ〜みたいなキャラデザだから、そのなかのヒトがイブキさんみたいだったらイメ〜ジがね〜」
「ここに『趣味の仲間と深く繋がれる』はそれに通じると思うケド……」
「はいはい。イブキさんうらアカもってますよっ!」
「子供みたいな態度で認めた⁉︎」
ブ〜たれながら、そう言うイブキだった。
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