すま~ト。
いつものバス停にて――
「あの千葉の遊園地がスマ~ト化かぁ~」
月夜がテクノロジ~系ニュ~スの中にあった、そんな記事を読んでいた。
「入園のチケット購入から再入園の確認までスマホでできるよ~にかぁ~。いま再入場のときは手にスタンプだもんね。普段は見えない様になってるケド、スマホで確認できるようになるなならそっちのがいいな~」
そんな事を言いながら、さらに先を読み進める。
「ふ~ん……グル~プLINEで購入してシェアする事も可能かかぁ~。すっごい便利そうっ!」
「月夜ってそんなにあっこいくの?」
今日もバケツポテト抱えたイブキが尋ねてくる。
「ん~……そ~いえば、中学のとき以来行ってないわね~」
月夜が記憶を思い起こしながら、
「あっ! ファストパスにも対応してるって、じゃ、スマホ操作だけで列に並ぶ必要なくなるのかな?」
「いやいや。ならびながらスマホでべつのトコのファストパスしゅとくでしょ」
「なんにしてもスマホで全部できるのは便利よね~」
「まあ、それがジャクテンにもなるんだけどね」
「ン? ど~ゆ~事よ」
「スマホおとしたらゼンブおわりってコトだよ」
「あ~……そ~かも?」
イブキの言葉に納得する月夜だった。
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